GO!GO!かよママちゃん 4

ママちゃんやっと

7月21日 祐希が埼玉小児医料センターに移って、最初は2〜3日で退院できるだろうということだったので、病院で待つことにして、祐希は退院後この病院に戻ってきて、一緒に退院。・・・・の予定だったんだけど、まだしばらくかかりそうとのことで、私だけ退院する事になった。
 祐希の容態は・・・・というと、何でもないんだけど、一日何回かは息を止める。薬で安定はしているらしい。・・・・ふぅ。
 祐希を産んでから、何人もの人が私の所(病院)に来てくれたけど、メインの祐希が他へ行っているものだから、何だか申し訳なかった。とりあえず写真を見てもらうんだけど、何せ向こうの病院で撮ったポラしか手元にないから、モニターやら管やら付いてるので、見た人も言葉に困ったんだろうなぁ・・・・

7月22日 退院診察。検尿をし、血圧・体重を量る。抜糸をする。産むのも痛かった(痛いというより大変)けど、これが痛かった気がするよ。「うぎゃっ」とか言っちゃったもの。明日退院。祐希の退院は少し延びたけど、向こうに行けば授乳させてもらえるらしいので、毎日会いに行くことにする。会えると思うととっても嬉しい。
 夜 やっくんが祐希を抱っこしている写真を見せてもらう。い〜い〜な〜。マジ羨ましかった。(そうそう。祐希のいる病院は(特に新生児の病棟は)看護婦さんが皆さん若くて、可愛かった。優しいし。やっくんは毎日楽しく祐希に会いに行ってたに違いない。)
 私の入院中、看護婦さん達は私に対して、いっぱい気を使ってくれたんだと思う。産んですぐというのはとても神経が敏感になっているので、私のような立場だと、ずっと泣いてたり、おかしくなってしまう人もいるらしい。その点、なぜか私は何の根拠もないけど「大丈夫」と思っていたので(事の重大さに気付いてなかったかも)、夜になると多少考え込んだりしたものの、まぁ何と言うことなく過ごせました。一回、朝看護婦さんが「赤ちゃんの診察にきました」と入ってきたことがあった。私は「ここには赤ちゃんいないから」っていうんだけど、気が付かなくって、何回も「あの〜赤ちゃん」って言ってた。「埼玉の病院に行ってるんです。」って説明したよ。きっと病室を間違えたのね。でも、私じゃなくて繊細な人だったら大変なことになっていたに違いない。今思うと大変失礼な話だわ。(その時気付けよ。)

7月23日 ママ退院。退院の際、小児科の先生がわざわざ車の所まで来てくださった。
 午後 やっくんの車で埼玉小児医料センターへ。病室に入る時、先ず、手を消毒。この時一切物(蛇口など)に触れないように消毒液も水も足で操作する。勿論履き物は最初に病室用にはきかえるのよ。そのあと帽子をかぶり、専用の服を着るの。カメラなんかは持っていっていいのね。但し、入るとき消毒綿で拭くの。もう頭は「祐希に会える」事でいっぱい。母乳をあげられるといっても消毒するのはどうするの?なんてやっくんに聞いても解らないから、とりあえず清浄綿を1つ。あと、すでに泣きそうだったので、ハンカチを持って入りました。  小さなコット(?病院で赤ちゃんが入ってるベット)がいくつも並んで、やっくんが「こっちだよ。」って教えてくれた方に行くと祐希がいた。寝てるみたいだった。
 やっと会えたね。
 ぐしゅぐしゅ泣いていたら、看護婦さんが「すいません。ハンカチは消毒してないのでこちらを使ってください。」と病室用のタオルを差し出した。・・・・ハンカチは持って来ちゃダメだったんですね。やっと会えたって感動してたのに・・・
 勿論身体にはモニターのコードが付いているし、ミルクが上手に飲めないから鼻にはチューブが入っている。でも、会いに来たときは抱っこしたりは自由にできる。担当の先生に説明をしてもらうけど、もう私の頭の中にはあんまりいろんな事は入ってこないので、全てやっくんまかせ。(その後も、先生は私一人の時は「旦那さんが来てから詳しく説明します」と言って私には簡単なことしか言ってくれなかった。でも、それで正解。)
 授乳をさせてもらった。祐希も吸い方を忘れちゃったみたいで、なかなか難しい。結局ちょっとハグハグしたものの、殆ど口には入ってないようで、哺乳瓶からのむ。この日は頑張ったらしい。残り8ccを鼻(チューブ)から入れてもらう。早く上手に飲めるといいね。そうすればチューブも取れるよ。祐希が眠るのを確認してこの日は早めに帰る。
 帰り、病院のロビーでやっくんとジュースを飲みながら、わんわん泣いたよね。やっくんに「大丈夫だからもう泣かないように」って言われたね。
 家(佳代子の実家)に戻って命名紙に名前を書いたの。やっくんが。だってパパだもの。でも、指導は私。

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