2002.03.07

まだ日本にいるやっつです。スキーシーズンが終わるまでは油断が出来ないからです。

さて、いつもは連続もののドラマなんて全く見ないオレなのですが、今やってるやつでとっても面白いものがあるので、紹介しておきたい。

それは金曜夜１０時からＴＢＳでやっている「木更津キャッツアイ」である。

なんで見てるかというと、単純に「面白い」から。いや、「面白すぎる」と言ってもいい。ストーリーは、ここで書いても仕方ないんだけど、要するに「どうやって食えてるのか全然わからん木更津の若者たちが、野球をいそしみつつ、機会があれば泥棒とかやって大金をつかむチャンスを狙うものの、たいがい失敗する」って感じ。オレ的には大昔やっていた「俺たちは天使だ！」を彷彿させる。もし俺たちは天使だ！を見たことが無いなら、ぜひビデオを借りて見て欲しい。これは沖雅也を中心とした探偵事務所が、大金を狙っていろいろやらかすものの、最終的には儲からない、という話だった。偶然と言えば偶然なのだが、今このビデオを見ると「沖雅也死んじゃったんだよな～」という微妙な物悲しさを感じながら見つつも笑ってしまうのだが、木更津～の主人公ぶっさんは、ガンで余命いくばくもないという設定なので、やっぱり微妙に物悲しいところも共通点である。それはともかく、このドラマの妙はキャスティング（とキャラ設定）にある。と思う。

主演がＶ６の岡田准一で、ほかに薬師丸ひろ子、嶋大輔、酒井若菜などが出ているが、この岡田が最高に良い。この人、基本がニヤケ顔なんだけど、このニヤケ顔が最高にはまり役で、笑える。いるだけで笑えるアイドルっつーのも凄いけどね。それと、脚本の宮藤ちゃん（なんでこんなに親しげな呼び方をするかというと同じ大学に通っていた同級生＆似た系統のサークルだった為。詳しくはここの最後のほう参照）も何かのインタビューで言っていたが、様々な「小ネタ」が散りばめられ、笑い通しの１時間なのである。そして、このドラマはどうやら高校生レベルの若者の心もつかんでいるらしい。この間池袋の駅の階段で、後ろの女子高生たちが「木更津キャッツアイは面白いからぜっっっっったい見たほうがいいよ」と会話していたので間違いない。結局、こう言われた子は「ビデオ出たら借りて見よう～～」と悔しがっていたが、オレも最初の３話か４話は見てないので、ビデオが出たら見ようと思ってます。そんじゃ、さよなら。