携帯2台

 2002.02.04

風邪をひくと、つくづくビールが不味い、ということを体感してしまい非常につらいやっつでございます。

さて、今日のテーマは、「携帯を2台持つこと」について。 もう昨年11月末の”au電話”(←auでは、au扱いの携帯電話のことをこう呼ぶのだ(笑))購入から2ヶ月以上たつわけだが、周囲の反応は一様に「それって、1台はなんか怪しい用途に使うんじゃないの~~?」というもので、とても笑える。と言うより、2台持っていれば出来て、1台では出来ない怪しいことがどんな事なのか想像つかないので教えて欲しい(笑)。女にもう1台を持たせるってことか。すぐバレるっつの(笑)。

ホントのこと言うと、もうドコモに金を払うのがほとほとイヤになった、というのが真相である。「じゃ、なぜ解約しない?」と思われるだろうが、仕事でオレに電話してくる方々が、全員ドコモの番号しか知らないので、いちいち「番号変わりました」って伝えるのがイヤなだけである。つまり、電話番号は生かしておいて着信専用としてドコモ携帯も残してある。iアプリでダウンロードにパケット代払うのがイヤなので、D211iというiアプリが動かないやつを使っている。メールアドレスもそのままあるけど、インターネット経由メールは全部拒否設定にしてるので、ドコモ携帯以外からはメールは受け取れない。

ここで、ドコモに腹を立てている理由を書こう。それは言うまでもなくあの「迷惑メール」である。一連のCMを見ただろうか?やれ「アドレスを変更しましょう」だの「ドメイン指定受信にしましょう」とか言ってるやつである。あれは何なのだ。そんな面倒なことユーザにやらせておいて、何が「STOP!迷惑メール」だよ、バカ(笑)って言いたくならない?前もって「オレにメールを送って来る人は△△△.ne.jpと□□□.ne.jpと~」って数えてそれを打ち込んでおくわけか??そんなのメールか?アドレスさえ知らせておけば誰でも送ってもらえるのがメールじゃないの?

要は、ドコモのユーザの多さ&ドメインがたった一つ(@docomo.ne.jp)という2点が仇となり、迷惑メールがここまで氾濫してしまっているわけである。微妙にサブドメインが変わるJ-PHONE(jp-tとかjp-cとかあるらしい)、そもそもユーザの少ないezweb、ezwebにサブドメイン(@t9.ezwebとか)がつくツーカーなどでは迷惑メールはほとんど来ないと言っていい。この辺りをドコモが改良しない限り、オレは認めません(笑)

さて、au電話のほうは、発着信携帯電話兼メールチェック端末兼モバイル通信機ということでバリバリ活躍している。家族割でもう1台auを買い、これを両親に持たせている(このメリットについては後述する)。ここからはドコモと対比させて書いていくけど、まず純粋に電話としての機能。携帯電話というものは実は電話でなく無線機なのだが、auが採用するcdmaOne方式は、ドコモのPDC方式と比べると音声が聞き取りやすく、無線用語で言うところの「メリット5」である(笑)。ドコモは自分の電話が着信して「ほいほいっ」と通話ボタンを押した瞬間、スピーカーから「ツーツーツーツー」と無残にも切れてしまった音のみ聞こえてくる・・なんていうことが日常茶飯事である。オレはこれに慣れていたので、「ここは電波が悪いんだな」と思い込んでいたが、これは実は「電波方式が悪かった」のである。cdmaOneでは、このようなことが一切起きなくなる。ひとつガンなのは、auにかけている最中、相手に聞こえるプップップップという音が不信感を与える点であろうか。オレもよく知らない頃、あの音を聞いて「あれ?繋がらない」と切ってしまったことがある。

メールチェック用として、自分のアドレス、メーリングリスト、会社のアドレス、この3つに来たメールを全部auに転送している。正確には「件名・差出人のみ受信」にしているので、読みたいやつだけ改めて受信して、DMなど「家で読めばいいや」というものはその場で削除してしまう(もちろん転送だから、元のメールは削除しない)。ドコモはこういう機能が無く、とにかく送ってきてしまうので、単純な「メールチェック」ということではなく手元に来た時には読まなければいけないのである(笑)。ドコモへの迷惑メールが生理的に許せないのも、この「読んでしまう」感にある気がする。しかも全角250文字が最大。あえて2文字で表現するならば「最悪」である(笑)。メールマガジンとか読んでいた頃はリモートメールとか使って分割してましたが・・。J-PHONEについては使ったことが無いのでよく分からんが、ロングメールは8円かかるということだけは知っている。それよりも、昨年あるイベントでアルバイト16人ほどに集合場所や時間などのメールを一斉送信したら、当日2人が無断欠席。その2人ともJ-PHONEユーザだったことを考えると、あれはメール遅延による被害だったのだなぁ、可哀想に、と思うわけである。別にJに限らず携帯電話のメールはトラブルが多いので、そもそも「これがメールアドレスです」と言って携帯のアドレスを教えてくるほうが間違っている。と思う。

モバイル通信機器としての機能。これはオレもユーザになって初めて知ったのだが、C400番台以降のau電話は、月600円のオプション料を払うだけで、64Kパケット通信が出来る。ベストエフォートだから常にこのスピードでは無いにせよ、PDC方式では到底無理なスピードであり、auはなぜ今までこのことを宣伝してこなかったのかとても疑問に思う。しかも、auはすごい料金プランを用意している。パケットONEミドルパックというもので、月定額2400円払うと、10000円分まで使えて、超過分のパケ代も70%料金なのである。というわけで、返事を必要とするメールなどは、SONY CLIEをau電話につないで送受信したり、たまにこの組み合わせでWEBなども見ている。

ドコモのファミリー割引に代表される「一世帯複数回線奨励策」は各社用意しているが、auの家族割だけが持っている機能として、無料通話分の使い回しがある。つまりどちらか片方が無料通話分をハミ出てしまい、もう1台がそれほど使ってないとする。そうした場合、合算してくれるので、結果として無料!てなわけである。1台しか持たない場合と比較すると、オレの場合は一年は解約しないお約束割引をつけて3480円のプラン。これに含まれる無料通話は2000円。2台にする。両方ともお約束割引・家族割を適用して、2610円×2で5220円。含まれる無料通話は4000円分。前述したオプションは、高速パケット600円、パケットミドル2400円、ez@mail代(ドコモのiモード使用料みたいなもんね)200円を足すと8420円。一ヶ月にたったの8420円で、4000円分の通話と10000円分のパケット通信が出来るなんて・・!。今までドコモに月2万弱も払っていたの自分は何を考えていたのだろうか?と頭を抱え込んでしまうぐらい衝撃的であった。

ドコモはそりゃ、昔はエリアも広かったし、ブランド力もあったし、iモードを大ヒットさせた功績は凄いと思う。けど、迷惑メールがユーザに与える不快感、それに対する対策の甘さは、どうしてもユーザに「金儲け主義」と捉えられても仕方ないよね。以前は料金確認メニューに入ったらそれ以降は無料だったのに、勝手に有料に変えちゃってるし。いつの間にか「高くて使えないキャリア」に成り下がっていた。FOMAのモックを手に取った時、そのあまりの重さ、分厚さに「こりゃ、開発が追いつかずに無理やり出しちゃったのか?」などと思ってしまったり。あれは携帯電話とは別の次元だよね、もう。ああ、最後はドコモに対する文句になってしまいましたが、そんなわけでオレは一刻も早いポータブルナンバー(キャリアが変わっても番号を保持出来る)システム整備を期待します

2020年5月追記

今ではナンバーポータビリティは常識となった訳ですが、この当時はまだ整備されていなかったんですよね。あと、当時からオレはパケット代払いすぎなんだな(笑)。今は息子とファミリー割引使って最大量使えるようにしてますが、当時とそんなに変わらないなぁ月額が。