人生の師、自転車

 1999.02.20

大宮ソニックシティのトイレにこんな落書きが。
「ざこば師匠、山田邦子をクンニちゃんゆうてまう」
という非常にバカバカしい一行だが、やっぱり大阪弁の威力ってスゲーな、と思うんですが。

関係ないすけど、やっとこさ、あの悪名高い馬鹿 ことえり(マックの標準日本語入力ソフトっす念の為)から開放されたんですよ。こないだ秋葉原に行った折、ソフマップカードのポイントが5000円ちょっと貯まっていたので、千何百円か足して、エルゴソフトのEGBRIDGE ver.10を購入してしまいましたの。オホホ。イヒヒ。アハハ。なんかブラウザ起動だのメーラー起動だの、はたまた住所録機能なんかは余計な気もするけど、基本的にはグーだなー。つーかね、ATOKは、もうワシの非力マックじゃ、使えないのね。非力ナックは使えるかも知れないぞ。ズズジャジャズッジャ、ズッジャ、ズズジャ、ズンズジャジャズッジャ、ジャーンジャジャジャーン(以降、長いので割愛)というわけで、ガシガシ打っていこうと思ってますんで、今後ともヨロシクどうぞ。

さて、今日は、自転車について書いてみますよ。オレ、1月から仕事が変わったので、電車通勤なんだよね。今まで、あんなに 「オレは人が敷いたレールの上を走るのは嫌いだ」とかなんとか言いながら、頑なに電車に乗ることを嫌っていたのに、どうでしょう、この変わりようは。人間その気があれば、変われるもんです。というか、オレのYATZ WEBで言ってきたことと、実際やってることの矛盾ぶりが、最近目に余るので(笑)、それについては、今度まとめますけど。それでさ、家と駅の間が2キロもあるんで、自転車に乗ってんですね。で、これも高校生の時以来だからスゲー疲れるんですけど、まあ、しょうがないってんで、一所懸命漕いでます。で、最近よく思うんだけど、自転車に乗っていると、こう、人生について考えさせられるね。それが、今回のタイトルなんだけど、おい、君、笑うんじゃないっ!今から書くことを読んでもらえれば、多分あなたもあなたの自転車につい感謝したくなるはずです。
まずね、我々が自転車に乗るときって、前を向いて乗っているわけです。で、じぃっと、同じ方向を見ていると、後ろから何か来ているのか分からない。これって、「一つの考えに閉じこもると、周りが見えない」ってことじゃない?。常に、後ろを気にしたり、周りに注意を払ってればこそ、楽しく生きられるってことなのです。それと、今まで、前のめりになって頑張って漕いでた時は、なにかすごく足が疲れていたんだが、ある時、いつもは前カゴに突っ込んでるリュックを背負い、別の荷物を前カゴに入れて帰ったら、ほら、リュックの重みで多少体が後ろに反るでしょ。つまり、ほんの少し体重が後ろに移ったんだけど、そしたら、軽~く走れたのね。これによって、私は、「きついと感じることでも、少し姿勢(見方)を変えるだけで、なんでもないことに変わる」ということを教わりました。ね。なんか「自転車って偉い」って思えてきたでしょ。そして最後。これは自分でも自転車に乗りながら「ウムー」と唸ってしまったんですが、自転車には車のようなバックミラーが無いから、後ろを見るときは自分の目で直接目視するしかないよね。でも。どうしても自分の「本当の真後ろ」は見られないんだ。「かなり真後ろに近い斜め後ろ」までしか確認出来ないんだね。思ったね。ああ、人は自分の歩んできた道を、人生を、やり直すことは出来ないんだな、って。そして、過ぎ去ったところは見向きもせず、未来のことしか見ていない。ただ、走ってる自転車に身を任せて、ずんずん移動してるだけ・・。ああ、イヤだなそんな人生、って思ってしまいましたよ。ま、よくよく考えれば、通勤で自転車に乗ってるから急いでるのは当たり前なわけですが(笑)、ただやっぱり、人生に例えるならば、ゆっくり焦らず、自分が今どこを走っているのか確かめながら、そして時には寄り道したり、自転車から降りたりしてのんびり進んでいければいいなぁ、と思うわけです。ところで、私の乗っている自転車はカミさんが大昔から持っているやつで、錆だらけで、小さくて乗りにくくて、少々難儀します。ですんで、ここを見ている自転車メーカーさんがいたら(いねーよ(笑))、新型の自転車をモニターで乗ってあげてもいいですよ。もちろん、お礼などはいりません(笑)