ザ・先手必勝

 1999.12.11

最近、「手を打っておいて良かった」と思うことがある。実は、手を打っていたのはカミさんなのだが、例えば、インクジェット年賀状。昨年あたりから出回っている代物だから、当然ご存じだろうが、一般の再生紙ハガキにプリンタで印刷すると、にじんでしまうモノが、この「インクジェット紙」だと、とても美しく印刷出来るのである。つまり、特殊用紙の無地年賀状というわけだ。さすが通信事業も担う郵政省、気が利いている。だがしかし。今年はこの「インクジェット紙」のほうが不足しているのだ(笑)。そう、気が利いてねーんだな(笑)。しかし、うちはカミさんが早めに郵便局に問い合わせをしていたので、足りないながらも、ある局員さんが取り置きしてくれていた。つまり事実上の予約販売をしてくれたおかげで、200枚確保することが出来た。だから、「インクジェット紙が不足気味」という話題を耳にしても「ほら、言わんこっちゃない」てなもんである。しつこいようだが手配したのはカミさんである。そして、今度はインフルエンザのワクチンまで不足しているという。うちは1歳4カ月の世界一かわいい坊やがいるので、この子に予防接種しなきゃ、というのでカミさんが病院にその旨電話すると「ワクチンが無いので、またかけ直してくれ」と言われた。こればっかりは予約というわけにはいかないようだ。で、週が明けた月曜にまた病院に電話すると「今すぐ来れば打ってあげる」とのことで、すっ飛んでいき、子どもだけは予防接種を受けることが出来た。我々両親も予防接種したいと言うと、「じゃ、今度いらっしゃい」とのことだそうだ。つまり、「行けば打ってもらえる」とのことらしい。そう、予約してしまったのだ(笑)。そのうち行こうと思っているが、新聞・TVなどで「ワクチン不足!」とか言ってても「うちは大丈夫」と思うとかなり安心でき、しかも優越感さえ感じる。いくらあなたが「ウワッこいつヤな奴」と思おうが、構わない。わが家にはインクジェット年賀状もワクチンも確保されているのである(笑)。先手必勝なのである。

それとこれとは全く関係が無いが、 ギターを買った。エレクトリックギターである。よ~く考えると、自分でギターを購入するのは初めてである。もちろん4本弦のベースギターは何本も買っているが、弦6本のギターに関しては、兄のが家にあったり、人のを借りたりしてしのいできたから、今回が本当に初めてである。言っておくが、オレはギター初心者なので、それなりのやつを買った。本体はヤマハのパシフィカというやつの安いやつで、ピックアップはSSH、トレモロ付きのストラトタイプだ。色は当然青。ピックガードは黒いけれども。その本体に、ミニアンプ、パシフィカ名入りストラップ、無地ストラップ、ギタースタンド、弦1セット、クロス、ピック、チューナー、ソフトケース全部くっついて29800円(爆笑)。マジでオレが生まれて初めて買ったベースよりも安いっすよ、こりゃ。ま、付属品のほとんどがメイド・イン・チャイナなんだけど。本体はどこ製かよーわからんです。これは自分で買おうと思ってムーンのシールドも足したんだけど、これもサービスしてもらっちゃいましたよ。いや~素晴らしい楽器屋ですよ昭和楽器!(笑)いつもオレが買ってるベース弦なんか、オレしか買わないし、思いっきり仕入れ原価を下回る値段で売ってくれてるので、売れば売るほど赤字(笑)という状態なのに、ちゃんと入荷してくれるし、至れり尽くせりでしょう。そんなわけで、「これを買えばだれでもギターが始められるよセット」一式を手に入れたオレは、早速家に帰って弾いてみた。しかーし。ルカサーよろしく(前回のやっつうえぶ参照のこと)アーミングしようと思ったら、アームが付いてない。付属品の袋の中にも、ソフトケースのポケットにも無い。昭和楽器に電話して、買うときにいろいろお世話になったH垣氏に「アームが無いんだけど」と言うと、「アッ!・・・・・保管してあります」だって(爆笑)。それは「入れ忘れた」って言うんじゃい~~~!!と思いつつも「じゃ、次回行った時にください~」と明るく答えたやっつでした。う~ん、オレのギターがこのままずっと下手だったら、それはH垣さんのせいだな(笑)。マジで。で、そのうち「バンドブーム再燃! エレキギターが全国的に不足気味」とかいうことになったら、また「ほら言わんこっちゃない」と言えるんだが、それはどうやら無いだろ

2020年5月追記

このギター、未だオレの部屋にある。本当にこれ以外ギター買ってない・・