Slice of life
1998.10.19
Slice of life。
多分、広告業界でしか通用しないんだろうな。
「日常のひとコマ」を描いて、商品の広告に仕立てるってやつだね。
結構、オレの好きな言葉だけど。
(天王洲アイル 青山ブックセンター天王洲店)
男「これがいいかな、それとも、、」
– 迷う男のバストショット。村上龍の「イン・ザ・ミソスープ」、花村萬月の「笑う山崎」の2冊を両手に持っている。–
男「おっと、これを買いにきたんだったっけ」
– 「T-Time」と書かれた本のような形をしたCD-ROMのパッケージと「笑う山崎」の二つを手にしてレジへ向かう男。–
店員「毎度ありがとうございます」
男「どうも」
(男が自ら運転する車中)
男「これから戻ります。・・・・・はい、2時間ぐらいで戻れると思います」
–男、携帯電話を切り、じっと考え込む–
NA「男はしばし考え込んだ。首都高に乗るのに、大井から入るべきか、箱崎から乗るべきか決めかねているのだ。」
男「よし、気分転換に箱崎まで走ってやろう」
(1時間後 海岸通り)
NA「工事渋滞で汐留まで1時間もかかり、さらには銀座でぎんざまつりが盛大に行われており、回避させられる車でさらに大渋滞が巻き起こっていた。」
「しょうがない。ミュージックでも聞くかね」
–ラジオのスイッチを入れる男。FMを聞くつもりが、思いっきり文化放送に–
男「電リクときめきクラブ~、って、おい!」
–気を取り直して文化放送に聞き入る男。–
男「あっゲストが清水国明だ。ゲロシブッ」
(さらに1時間後 ようやく箱崎ランプ到着)
男「さっ、さっさと家に帰ってT-Timeをインストールしなくちゃ」
–T-Timeのパッケージのアップ。–
NA「お求めはソフト販売店または書店にてどうぞ!」
「前回のと今回のは、 「T-Time」で読むといい感じかも知れないです。ハイブリッド版でお得感アリアリっすよ。デアッ!」
–揃えた両手を前に水平に突き出して空に飛んでいく男–
2020年5月追記
T-Timeというソフト、さすがにもう無いかな?と思っていたら健在でした(^_^)
リンク先でダウンロード出来ます。