シカゴのNEWアルバム

「XXX」(多分サーティとか読むんだろう)を購入しました。突然頼まれてもいないのにレビューです。悪口雑言お許しください。 

#1 Feel(Hot Single Mix) 
ループドラムとシンセの抑えたイントロ。オシャレです。でも、サビがありがちな感じだなー。こういうサビはブライアン・アダムスにでも歌わせておけばいいんじゃないか。そして、何故かこのシングルバージョンにはホーンが入っておらず、アルバムのどケツにホーン有りバージョンが収録されてます。んで、ホーン有りのほうが当然シカゴっぽくて良い感じ。担当者は何を考えてるんだ・・。 

#2 King Of Might Have Been 
ピアノ始まりのバラード。ボーカルはジェイソン・シェフ。ピーターセテラそっくりさん(笑)。こういう曲はやはりデビッド・フォスターにやらせたほうが巧いね。ギミック部分もいかにもデビフォスで中途半端っすよー。でも転調はしないんだな(笑) エンディングしょぼっ 

#3 Caroline 
あー こっちのほうがシングルっぽいー。高音でのサビボーカルのイントロに続きシンセブラスと生ブラスのコラボレーション。Aメロに突然出てくるアクセントのピッコロスネアが効いてます。これは1番平歌と2番平歌でボーカル変えてるのかな?2番の歌は恐らくビル・チャンプリン。 

#4 Why Can’t We 
だからデビッド・フォスター風味はやめろよー、と思わずつぶやかずにはいられないピアノイントロ。でも生ピとエレピを重ねてないから×だ(笑) 聴き進むとボーカルが女声になった!Featuring Shelly Fairchildと書いてあります。通して聴くとなかなかゴージャスに作りでした。あまり印象には残らないけど。 

#5 Love Will Come Back 
タイトル直球だな(笑) これもあからさまなバラードです。またまたピーターセテラそっくりさんのサビでの活躍がすごい。このサビのモノマネは聞く価値ありますよ。ギターソロはトーンもフレーズも二流な感じで×。 

#6 Long Lost Friend 
ここまでバラード続けられると飽きてくるな・・。もうちょっとRockなチューンを挟んでくれると嬉しいのですが。あっ、でもサビはカッコよさげだ。やっぱり男声高音コーラスはカッコ良いねー。実は静かめなROCKチューンでした。 

#7 90Degrees And Freezing 
おおっ そうそうこういうの聴きたかったんだよ!小気味よいギターリフのPOPチューンかと思いきや、サビはちょいハードになってて意外。欲を言えばもうちょっとバキバキなホーンがサビに絡んでくれると鳥肌モノだったかも。佳作! 

#8 Where Were You 
同名の曲がジェフ・ベックにあったような気がするが、インストではありません。サビ以外はビル・チャンプリンのダミ声がリードをとるROCKチューン。だけど、曲調が昔のビーイング系っつーか、ありがちっつーか・・。 

#9 Already Gone 
これは誰が歌ってるんだろ・・。コーラス凝ってるな~。こういう曲のほうが飽きずに聴けるのかも知れない。アレンジも色々と作りこんでますよ、これ。いかにもレコードのB面に入ってそうな(笑) 最後のホーン大会もイカしてるね~ 

#10 Come To Me,Do 
多分作曲がロバート・ラムなんで歌も本人でしょう。こういうウエットな声苦手だなー、なんて。でも曲がすっごくイイ!昔風というかモータウン風というか、自然にハンドクラップしたくなる感じですよ。 

#11 Lovin’ Chains 
おお ホーンとアコギだけのイントロかっちょええ~~ その後のAメロのベースも面白い。でもビル・チャンプリンがキレイな声で歌うと気持ち悪いよー 単なるEQ加工かも知れないけどさ。なぜかワウのかかったギターソロですが、このアルバム全体に言えるが、どうしてこんなこもったサウンドなんだろ、ギターだけが。 

#12 Better 
う~ん、17に入ってたPlease Hold Onをほうふつさせるミドルテンポのハーフシャッフルナンバー。リゾート地のナイトクラブあたりで聴いたら良さそうですが、オレはこういう曲は飛ばしちゃうんだなぁ。 

#13 Feel(w/Horns) 
1曲目を聴いて「なんだ、これショボい」と思う前にこっちを聴いて欲しいなぁ。いや、曲は同じなのですけど、いかにもシカゴな、まったり&ウォームなホーンが堪能できますよ。エンディングまで楽しく聴けます。