”TV電話”では普及しないんじゃないかな・・の続き

前の記事では、なんだかご商売の邪魔になるようなことを書いてしまって申し訳ないんですが、別に業界とは関係ないサラリーマンの「愚痴・ひとりごと」カテゴリーの話なんで、見ちゃった人は気にしないで下さい。

で、続き。
今朝の「とくダネ」っつーフジの番組を見てたら、今日の朝刊にも出てる記事「アテネでFOMAを使えば、国際ではなく国内料金が適用!」に関して、小倉が「僕んちは練馬で、前はエリアが狭くて、デュアルモードにして使ってた」とマニアックなことを言い出せば、今度は右隣の佐々木恭子アナが「私もFOMAで、前は地下で使えなかったのに今は大丈夫」と、二人ともドコモ(FOMA)ユーザであることを宣言。そのやりとりを見た、笠井アナがなんと答えたかというと・・

「じゃあ、小倉さんと佐々木さんは(テレビ電話を使うように携帯を耳から話して画面を見るようにして、しかも手を振りながら)”小倉さ~ん!””恭子ちゃ~ん”ってやってるんですね」と、ちょっと小バカにしたのである。

この風景は、テレビ電話を使ったことのない(オレも含めてだ)人間のテレビ電話に対する思いを見事に表現したものだ。簡単に言えばバカっぽい、嘲笑の対象だ。なぜかそこには未来に対する羨望とかは無くて、なんだろう、「ものすごい新し物好きな人だけがやってる高価な遊び」という感じが漂う。「さあテレビ電話をしよう」という動機付けがあってのテレビ電話。そこに「おサイフケータイ」にあるような「ああ、これは確かに便利かも」と思わせるようなサービス感があるのかな?
それを思うとオレは「普及しないんじゃない?」と思う。どうなったら”普及した”と言うのか線引きはわからんけれども。

オレはFOMAユーザじゃないので説得力に欠けるだろうが、テレビ電話をやる料金は普通の音声電話よりも高いという。これも普及しない理由だろう。何年も前に、取引先の人と会話をしてて「今みんな電話でしゃべらないで、コレ(指でケータイを操作する仕草=メールのこと)だもんね~ だって全然安いんだも~~ん」と言われて、内心ビックリしたことがある。電話で話すよりも文字を送受信するほうが単に簡単だから普及してるんだよね、と思い込んでいたら、そうではなかった。”安い”からなのだ。オレはてっきり、人はみな便利さの誘惑には勝てずお金を払ってしまうのだ、と思っていたが、便利かつ安いのほうが圧倒的に強いんだった(当たり前だ)。

そろそろ話をまとめなきゃか・・(笑)